1000年の時を生き抜いてきたパワーがみなぎる、神秘の森。 国指定天然記念物 川棚のクスの森

由来

天を覆いつくすように枝を広げる一本の樟(クス)の巨樹で、まるで森のように見えることから、こう呼ばれています。県内最大のクスの木であり、日本三大樟樹の一つとされています。また、「新日本名木百選」にも選ばれています。
樹齢は約1000年、目通り幹周り11.2m、樹高27m、枝張り東西58m、南北53m、葉の先端を結んだ下地面の外周(樹冠投影)は、約180メートルにに達する巨木です。
特にその枝張りの雄大さは必見!主幹の地上5メートルあたりから18本の大枝が四方へと伸び、最長の枝は約27メートルにも及びます。しかも、大枝のうち2本は、一度幹から折れた枝が地上に落ち、再び根を出し、葉を茂らせるという生命力の強さ!
多くの大枝が幹の途中から分かれた独特な姿と旺盛な樹勢から、伝説上の大蛇「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」のようだとも言われています。
川棚のクスの森の木陰に入ると、ひんやりと涼しく、心地よい“気”に満ちているように感じます。
1000年を経た今も、みなぎるたくましい生命力にあやかろうと、近年パワースポットとして多くの方が訪れています。
写真ではなかなかその大きさ、雄大さを表現することが難しい「川棚のクスの森」。ぜひ、現地でそのパワーをご体感ください。

 

ヤマタノオロチを思わせる大枝

再び根を張った折れた大枝

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伝説

川棚のクスの森からは、川棚川の古戦場を見渡すことができます。1551年(天文20年)、大内義隆は家臣の陶隆房(後の陶晴賢)に背かれて山口の城を追われ、愛馬「雲雀毛(ひばりげ)」とともに川棚ヶ原に逃げました。しかし、この地での戦いで大内軍は敗走し、義隆の愛馬「雲雀毛」も戦いのさなか、義隆を追うようにこの地で命尽きました。川棚のクスの森の根元には、「雲雀毛」が埋葬されたいう伝説が残っています。
死後、「雲雀毛」の霊が夜毎現れて人々を悩ませたため「雲雀毛」を「霊馬神」として祀り、「霊馬の森」とも呼ばれるようになりました。
地元の人々はこの木を御神木として敬い、毎年3月28日に「雲雀毛」の慰霊祭を行っています。

 

大幹に結ばれる長さ14mの大しめ縄。
豊作を願い地元の方々が年末に掛け替えを
行っています。

「雲雀毛」を祀った石祠(せきし)

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山頭火

川棚をこよなく愛した漂泊の俳人・種田山頭火は昭和7年(1932年)6月14日に川棚のクスの森を訪れました。
クスの森の雄大さに感銘を受けた山頭火は、この地で『大樟の枝から枝へ青あらし』、『注連を張られ樟の森という一樹』、『大樟の枝垂れて地にとゞく花』という三つの句を残しています。

~ 種田山頭火・著『行乞記(三)』より~
六月十四日 嚢中まさに一銭銅貨一つ、読書にも倦いたし、気分も落ちつかないので、楠の森見物に出かける、天然記念保護物に指定されてあるだけに、ずいぶんの老大樹である、根元に大内義隆の愛馬を埋葬したといふので、馬霊神ともいふ、ぢつと眺めていると尊敬と親愛とが湧いてくる。往復二里あまり、歩いてよかつた、気分が一新された、やつぱり私には、『歩くこと』が『救ひ』であるのだ。

  楠の森三句 注連を張られ楠の森といふ一樹 大楠の枝から枝へ青あらし 大楠の枝垂れて地にとゞく花

川棚のクスの森のそばにたてられた
種田山頭火の句碑

 
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観光ボランティアガイド

平成25年(2013年)3月には、駐車場・障がい者用駐車場(思いやり駐車場)・芝生広場・遊歩道などが整備され、一層見学しやすくなりました。
また、川棚温泉観光ボランティアガイドの皆さんが土日祝日は常駐して、無料で川棚のクスの森をご案内しています。発足から丸2年が過ぎ、延べ1万人以上の方々をご案内しています。
平日も予約をしていただくことで、ボランティアガイドがご案内いたします。
川棚のクスの森はもちろん、川棚に伝わる様座な歴史や、観光名所を楽しく、わかりやすく説明してくださいます。
説明を聞いてみると、普通だと気付かないような物やコトにいろいろな逸話があり、見る楽しみもきっと倍増すること間違いなし!

■ボランティアガイドのお申込み・お問い合わせ

 川棚温泉まちづくり株式会社(川棚の杜)
 TEL:083-774-3855  FAX:083-774-3856

 

オレンジのベストを着て説明をしているのがボランティアガイドの皆さんです。

クスの森を訪れる観光客に喜んでもらおうと、地域住民による地元産の農産物などを販売する露天市も開かれています。豊浦の旬の味覚が格安で味わっていただけます。
運がよければ、川棚のクスの森の番人「クスジー」にも会えるかも?

 
 
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アクセス

住所:下関市豊浦町川棚下小野
交通:JR山陰本線 川棚温泉駅より車で約10分・駐車場あり

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お問い合わせ

住所:下関市豊浦町川棚下小野
交通:JR山陰本線 川棚温泉駅より車で約10分・駐車場あり

豊浦町観光協会 TEL:083-774-1211

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フォトギャラリー

 
 
 
 
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