山海の幸、人の幸、美食家垂涎の味に酔う。
偉人が見染めた名湯に、身も心もときはなつ。
温かなもてなし、旅情あふれる湯の里の宿。
旅の想い出に彩りを添える、郷土の逸品。
目にも、体にも、心にも、感動サプライズ。
歴史と風土が織り成す、感激のひととき。
思いは深く、この地を愛する情熱人たち。
後世に語り継ぐ、豊浦ゆかりの偉人列伝。
世界的ピアニスト「アルフレッド・コルトー」がこよなく愛した島、厚島
孤留島(こるとう)
場所 | 下関市豊浦町川棚湯町 |
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アクセス | JR川棚温泉駅から車で約5分 |
駐車場 | 無料 10台 |
住所 | 下関市豊浦町川棚 |
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駐車場 | あり |
住所 | 下関市豊浦町 |
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アクセス | 川棚温泉から車で約7分 |
問い合わせ | 川棚温泉観光協会 |
TEL | 083-772-0296 |
厚島(あつしま)は豊浦町の響灘沖合2kmに浮かぶ無人島で、周囲わずか4kmの男島、すぐそばの女島、竜宮島、石島の4島からなる島々の総称です。
世界的ピアニストアルフレッド・コルトーが昭和27年(1952年)、念願の日本公演を果たし、山口県では宇部と下関でコンサートを開催し、この間、コルトーが宿泊したのが、川棚のホテルでした。コルトーはまろやかな海となだらかな山に包まれた、やさしい川棚の美しさに魅了されました。
「私はこれまで世界の美しい海や山を見てきたが、こんなに美しい夢のような島はみたことがない。なぜか外国にいる気がしない。日本はブレ・ペイ(本当の国)だ。そういえる国はたくさんあるものじゃない。永久にここに住んでも悔いはない」と、同行していた愛弟子にもらしたと言われています。
そして、宿泊したホテルの窓から眺めた川棚の美しい風景…。とりわけ厚島と響灘の美しい風景に魅せられた彼は、当時の川棚村長に「天国のようなあの島でこっそり死にたい。ぜひ買いとりたい」と言ったそうです。居合わせた人々や村長は大変驚き、最初は冗談だと思い断りましたが、その熱心な気持ちに心打たれた村長と村民は「あの島に永久にお住みになるなら無償で差し上げましょう」と快諾。コルトーは感激して「トレビアン(感激)」を連発。「必ずまた戻る」、「私の思いはひとりあの島に残るだろう」とつぶやいたそうです。また、島の名前を「孤留島(コルトー)」と命名することも提案され、コルトーは大いに感動したと伝えられています。
厚島の美しい景色は今も変わらず、豊浦町の各所からその姿を見ることができます。
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