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小野小町の墓

伝説の佳人の在りし日をしのぶ

今から約1100年前、絶世の美女であった小町は、小野氏一族の文才の血筋を受け、若いころから和歌の世界で活躍しました。しかし、男たちの視線を一身に集めた麗しの歌人も、歳月とともに色あせてきました。もともと自尊心の強かった小町には耐えられないことでした。老いさらばえた姿を京の都にさらせまいと、小町は全国を点々と流浪を重ね、親切で温かな村人たちの暮らす川棚にたどり着きました。
小町は愛用の銅鏡を片時も話さず、日ごと失われていく美貌に無常を感じながら、晩年をひっそりと暮らし、この地に果てたと伝えられています。
三十六歌仙のひとりであり、「花の色は うつりにけりな いたづらに 我がみよにふる ながめせしまに」のうたであまりにも有名な小野の小町。
その名声の大きさに比べ、あまりにも小さい墓がそぞろあわれを誘います。
墓石の中央にはめ込まれた丸い銅鏡は小町が肌身離さず持っていたもので、ここ小野という地名も小町にちなむと言われています。
 
所在地 下関市豊浦町川棚中小野
アクセス JR山陰本線 川棚温泉駅からバス16分「虚無僧墓」下車徒歩すぐ
JR山陰本線 川棚温泉駅から車で11分
問い合わせ 豊浦町観光協会
TEL 083-774-1211